【映画】ザ・ローリングストーンズ シャイン・ア・ライト

先週、ストーンズのライブの映画を観にいった。(マーティンスコセッシ監督)


2006年秋に、ニューヨークのビーコン・シアターで行われたライブのドキュメントなんだけど、いやー、セクシーかつかっこよかった。

私はミック・ジャガーがセクシーで大好きである。若い頃はセクシーの塊みたいだったけど、今は洗練されてもっとすっきりしてかっこよい。彼だけでなくメンバー全員かっちょええんである。
何十年もストーンズは存在しつづけているけど、いつも新しい。例えば1980年前後の彼らは、「よくやるなー!」と2008年の今でも、不思議である。でも、初期の彼らの曲を聴いてもちっとも古臭くない。洗練されているが、でもしゃれすぎないで適当に泥臭い。

60年代にストーンズは、ブルースにどっぷり影響を受けた。アメリカのミュージシャンよりも、イギリスの彼らのほうがブルースのかっこよさを発掘した。そして彼らなりに消化した。


今回の映画になっている2006年のビーコンシアターのライブは、主催のクリントンが出てきたり、バディー・ガイが出てきたり、すごい奴ばかりでている。バディー・ガイのブルースには一瞬かすんでいるけど、でもストーンズのプレイは圧倒的で息つくひまがなかった。
それを追うカメラも、ほとんど格闘技のようである。あっちからも、こっちからも、演奏をじゃましないように、でもかぶりつくカメラ。上映時間ずっと格闘づくし!スクリーン観ているこっちまでもが、ライブ会場で彼らを観ているような臨場感。スコセッシ監督はストーンズが大好きなんだなあ。

観終わって1週間も経って、また余韻がぶりかえしてしまった。
ストーンズを聴いたことない人もぜひ観てほしい。(いくもり)