待乳山聖天についての覚書 2

待乳山聖天の本尊は歓喜仏とのことだ。歓喜仏とは、男女が抱き合う形で表されることもある。元は大日如来が方便のために、この仏に化身したとのことだ。
欲望を抑えられない衆生にまずは欲望を満たすことで悟りに向かわせるとのことである。

また、この寺のシンボルは大根と巾着である。大根を巾着に入れると、イイのだろう。

吉原という売春の土地とのつながりを感じさせる。

そしてこの歓喜天が祭られている寺は、ほかにもある。奈良の生駒聖天宝山寺である。

(つづく)
(柳川)